今、クラウドソーシングでホームページの制作を依頼する人が増えつつあります。
これまで、ホームページやネットショップを作成する時、「自分で作る or 制作会社に依頼する」ことが大半でした。
クラウドソーシングでは、スキルを持った個人事業主やフリーランス・副業として働く方に仕事を依頼し制作してもらいます。
ホームページやネットショップの制作をクラウドソーシングで行う場合、費用が比較的安く抑えられるなどのメリットもありますが、思いもよらぬ問題が発生したりすることもあります。
この記事では、ホームページやネットショップをクラウドソーシングで依頼するメリットデメリットを解説します。
ホームページを無料で作りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
クラウドソーシングって?
クラウドソーシングは、副業やフリーランス・個人事業主の収入源として、存在感が年々増してきています。
インターネット環境やスキルさえあれば、場所や時間を問わず比較的自由に仕事を請け負えることも魅力の1つです。
クラウドソーシング(crowd sourcing)とは、インターネットのプラットフォーム上で、コンペや競争入札などを通じ、不特定多数の法人や個人に仕事が発注される業務形態を指します。
「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのプラットフォームは、仕事を依頼したい人、受注したい人をマッチングする役割があります。
メリット・デメリット
クラウドソーシングでホームページを発注する際、受注相手が個人であることが多いです。
そのため、通常の制作会社に依頼する感覚で依頼すると、思いもよらない結果になることもあります。
クラウドソーシングを利用した場合の受注者には以下のような特徴があります。
- 受注者それぞれで請け負える仕事の幅に制限がある
- 低価格である代わりに、実績が少ないことが多い
- スキルアップを兼ねていることがあるため、細かな依頼からでも対応してくれる
- 場合によっては連絡が取れなくなることがある
そのため、クラウドソーシングで依頼する際、以下のようなメリット・デメリットが存在します。
メリット | デメリット |
・発注費用を抑えられる。 ・手軽に依頼できる。 ・小規模の依頼も可能 | ・手数料がかかる。 ・高スキル、技術を要する業務を遂行できる人が少ない。 ・サイト制作に必要な業務を一気通貫で依頼できない場合がある。 |
このように、発注者側はコストを抑えながら、業務委託という形で依頼できる点が大きなメリットとなります。
また、雇用や複雑な契約の必要がないため、案件依頼のハードルは低いです。
一方でデメリットは、制作物を一気通貫で対応してもらうことができない場合があることです。
例えばホームページやネットショップを作る場合、以下のような作業が必要になります。
- イラスト
- Webデザイン
- ライティング
- プログラミング
- 撮影
このような作業を別々の受託者に依頼するとなると、制作会社に依頼するより費用が大きくなってしまう場合があります。
加えて、それぞれ別々に依頼する必要があるため、手間がかかります。
他にも、高スキル、技術を要する業務を遂行できる人が少ない傾向にあります。
クラウドソーシングのプラットフォーム上には、高いスキルを持ったクリエイターも参加していますが、確率的にそういう人に出会える確率は高いと言えません。
クラウドソーシングの主要プラットフォーム
クラウドワークス(Crowd Works)
クラウドワークスは業界最大手のサービスです。
その知名度から、クリエイターや案件の数が比較的多い傾向にあります。
ランサーズ(Lancers)
ランサーズも非常に有名なクラウドソーシングのプラットフォームです。
比較的、高いスキルを持ったクリエイターが存在している印象です。
ココナラ(coconara)
ココナラも非常に有名です。
ココナラの特徴は、比較的低単価の案件が多いこと。
その反面、比較的スキルレベルが低い人も多いので、依頼する際は注意してください。
まとめ
今回は、ホームページやネットショップをクラウドソーシングで依頼する場合の、メリット・デメリットについて解説しました。
ITサービスの普及によって、個人が持つスキルも簡単にシェアすることができるようになりました。
少し前までは、ホームページやネットショップの作成など、専門的な技術が必要な依頼はクリエイターや技術者が集まる制作会社に依頼するのが当たり前でした。
しかしながら、今はスキルや技術を持ったクリエイターが独立して個人で仕事を受けている時代。
これからの個々のスキルが重要視される時代においてクラウドソーシングは非常に将来性が大きいと思います。
クラウドソーシングで仕事を受注するクリエイターにスキルが必要なことは言うまでもありませんが、クラウドソーシングを利用する発注者にも、質の良いクリエイターを見抜くと言う意味ではスキルが必要なのかもしれませんね。
これからも新しいサービスが次々に生まれてくると思いますが、冷静にメリットとデメリットを考え有効活用できると良いですね。