Google Cloud Vision APIは、Googleが提供する強力な画像解析ツールです。
この記事では、APIを使用して画像内のテキスト・ロゴを検出するアプリケーションを開発している際に起こりうる問題とその解決策について、具体例を用いて詳しく解説します。
目次
設定と初期の問題
Google Cloud Vision APIの使用を開始するにあたって、はじめに認証のセットアップを行います。
python
Copy code
from google.cloud import vision
client = vision.ImageAnnotatorClient()
しかし、こちらの段階で認証エラーが発生するケースがあります。
原因としては、APIキーの不足や環境変数の設定ミスなどが考えられます。
テキストとロゴの検出の優先順位
画像内のテキストやロゴの検出は、以下のようなコードを用いて行います。
python
Copy code
response = client.text_detection(image=image)
texts = response.text_annotations
ただし、テキストとロゴのどちらを優先して検出するかは、アプリケーションの要件によって異なります。
こちらの問題に対処するために、以下のようなロジックを導入しました。
python
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if detected_text:
detected_text_lower = detected_text.description.lower()
#... (類似度計算のロジック)
バウンディングボックスの描画
検出したテキストやロゴの位置を画像上に示すためのバウンディングボックスの描画は、以下のように行います。
python
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from PIL import Image, ImageDraw
def draw_boxes(image_path, detected_text):
image = Image.open(image_path)
draw = ImageDraw.Draw(image)
vertices = [(vertex.x, vertex.y) for vertex in detected_text.bounding_poly.vertices]
draw.polygon(vertices, outline='blue')
#...
テキストの類似度の計算
テキストの類似度を計算するためには、Pythonのdifflibモジュールを使用します。
python
Copy code
from difflib import SequenceMatcher
similarity = SequenceMatcher(None, detected_text, brand_from_database).ratio()
こちらの方法でテキスト間の類似度を計算し、一定の閾値以上の場合にマッチとして検出することが可能になりました。
まとめ
今回は、Google Cloud Vision APIを使用して画像解析アプリを開発する際に、遭遇する可能性のある問題とその解決策について解説しました。
APIの活用によって高度な画像解析を行うアプリケーションを開発することができますが、その過程でさまざまな問題に直面することもあります。
こちらの記事が、同じような問題に直面した開発者のみなさんの助けとなれば幸いです!